<おいしさの秘密>

 

甘み、酸味のバランスと、コクのある味をつくる。
温故蜜柑は豊かな土壌で育っただけの蜜柑ではありません。
蜜柑の木はストレスがかかると生命の危機を感じ、立派な子孫を残そうと美味しい実をならせます。
それは、鳥に食べてもらい、種を落としてもらおうとするためです。
その条件を作り出すために、当園では、ひと味違った育て方を行なっています。
細い根を増やして木の基礎を作りながら、適度なストレスを与えて旨みを生んでいます。


・ヒミツ1:黒マルチシート
マルチというのは木の根の周りにかぶせるビニール製のシートのことです。
岸田果樹園では、黒色の「マルチ」を使用しています。
これによって、雨を直接届かせず、日中の気温差で生まれるわずかな水分を補給します。
土の中の水分を保ちやすく、土が乾き、硬くなりやすい夏場に細い根が伸びやすくなり、安定した品質が保たれます。
また、黒色のマルチの周囲には光が届かず雑草が生えにくいため、除草剤を使用していません。


・ヒミツ2:栄養の与え方
化学肥料は使わず有機にこだわり、土から吸収する栄養は魚と米ぬかを混ぜたもの。
葉っぱから吸収する栄養は黒砂糖の発酵液と動物性のアミノ酸を水でうすめて散布しています。
樹に十分栄養を行き渡らせ、肥料はカラダにもやさしい魚をもとにした魚粉を使っています。


・ヒミツ3:木のちからを引き出す
丸みのある木の形に整えることで、バランスが良く、細い根が育ちます。
一つの木からとれる果実の味にバラつきがないようにしています。
また斜面に植えて土を直に乾かす方法もとっています。
みかんの木にわざとストレスを与え木の持つ生命力を最大限に発揮させます。


・ヒミツ4:熟成させる
味を揃えるため一本の木から三回に分けて収穫したり、園地も三箇所に分けて収穫します。
また、貯蔵することで柑橘類特有の酸味をまろやかにして、糖度と酸味のバランスを整え旨みのあるみかんにします。
箱の中の蜜柑を全て同じ味に揃えることが目標です。


・ヒミツ5:収穫したあとが熟成のポイント
通常のミカンをゴロゴロと転がす「ドラム式」、一つ一つ重さで分ける「重量選別」という方法で選別しています。
重量選別は、時間がかかりますがクッション材にもこだわり、衝撃が少なくミカンにみかんにやさしい方法です。
柑橘類はすべての品種で重量選別を行なっています。
また、現在は使用されていないトンネルを使い長期保存をすることができる「トンネル貯蔵」など
貯蔵技術の向上と品種構成で1年を通して、美味しい柑橘をお届けします。